HappyWiners 最初の旅は、イタリア中部の生ハムやパルミジャーノチーズで有名な、パルマの丘から始まります。正確には Guardasone di Traversetoloで、農業会社”Oinoe”のオーナーである アレックス・チェリオーリ氏(Alex Cerioli) が私たちを迎えてくれました。
Oinoe(オイノエ)とは、古代ギリシャ時代にワインの産地として有名だった都市Oinoe(オイノエ)から由来しています。ワイナリーの名前の由来とは対照的に、ワイナリーとしてはとても若く、2013年にイタリアワイン界へのデビューを果たしました。オーナーのチェリオーリ氏(Mr. Cerioli)は、元々北イタリア・マントヴァの大農業一家の出身で、このエリアでワインプロジェクトを開始するために、最適な場所を模索し、辿り着いたこの地の前オーナーより土地を引き継ぎワイナリーを始めました。

チェリオーリ氏は、”エレガントさ”と”自然への敬意”という2つの軸を大切にしていると語ります。
1つ目の”エレガントさ”は、サテンブラックに包まれたボトルのパッケージを見ればすぐにチェリオーリ氏の意図することが分かります。また、各ワインに数字を結びつけるという面白い手法も取っています。例えば、白ワインは偶数、赤ワインは奇数。10以上の数字は発泡性ワイン、10以下の数字はスティルワイン(発砲性のないワイン)など。この手法は、ワイン1本1本の名前を覚えるのが難しい外国人にとってはとても助かります。チェリオーリ氏がOinoe製品のクオリティだけでなく、マーケティングやパッケージングにも労力を惜しまなかったことが、よくわかります。 2つ目の”自然への敬意”は、可能な限りナチュラル(自然)なワインを生産することでした。Oinoeはまだオーガニックワインの認証を受けていませが、防腐剤(亜流塩酸)やその他のワイン醸造製品の使用を最小限に抑えること取り組んでいます。 2018年から、瓶詰め時に発生する亜硫酸塩の正確な量がOinoeラベルに示されています。皮肉なことに、Oinoe製品に使われている防腐剤の量は、オーガニックワイン認定を受けるため数値よりはるかに低いのです。また、Oinoeのもう1つの誇りは、倉庫が地下室にあるということです。完璧に温度調整された地下倉庫のおかげで、出荷されるまで、完璧な状態でワインを保存することが可能となります。

Oinoeのワイン哲学は、パルマワインの伝統を守りつつ、シンプルなワインを生み出すというものです。マルヴァジーア(Malvasia)やランブルスコ・マエストリ(Lambrusco Maestri)といった土地のブドウの香りを最大に引き出すワイン作りをしています。その傍らで、バリエーションを加えるため、パルマの伝統ワインでは使われない、バルベーラ(Barbera),ピニョレット・ビアンコ(Pignolet bianco),シャルドネ(Chardonnay)といったブドウを使い、クラシック・メソッドでスプマンテの生産にも力をいれています。

Oinoeは、若い世代の人たちにもワインの世界に近づいてもらえるようにと、様々なイベントを開催しています。 5月末から9月上旬までは、毎週木曜日、入場無料の生演奏付きのアペリティーボを開催しており、隔週水曜日には、雄大な丘が一望できるテラスで、ピラティスのレッスンを受けたあとに地元の名産を楽しめるブッフェが提供されます。